医師との相性が大切

女医

家族のフォローも必要

精神病というのは体の病気とは違い、精神的な症状が主にあらわれる病気です。体の病気は内臓や血液など体の臓器のどこかに異常が起こっている状態ですが、精神病は体の異常がないのに精神的な症状が起こるものを言います。精神的な症状は目に見えないものが多いので、本人が感じている症状を医療者がどのようにキャッチするかも重要です。精神病診断は専門的な知識と経験のある医師が行いますが、患者との相性によっては症状がうまく聞き出せないという可能性もあります。体の病気は検査などをすれば目に見えて異常がわかりますが、精神病は患者が心を開いて症状を伝えなくては精神病診断ができません。そのため、体の病気の時以上に患者と医師の相性が重要になってきます。また精神的な病気は治療に時間がかかることが多いので、通い続けられる環境にあるところを選ぶことも大切です。いくら相性の良い医師がいるといっても、通院するのに時間や手間がかかりすぎると、治療を継続させるのが難しくなります。どちらの条件も満たす病院を探しだすことは難しいかもしれませんが、今後の治療を決める重要な要素なので、最初に受診した時に医師との相性と通い続けられるかをきちんとチェックしておきましょう。精神病という名前はいくつかの精神的な疾患の総称として呼ばれていることが多く、その中にはうつ病や統合失調症なども含まれます。これらの病気は原因が違っているので、同じような症状がみられていたとしても、精神病診断によっては治療の種類が異なってきます。そのため精神病診断の際には似ている病気との鑑別が非常に重要です。その時に一時的にでている症状だけを診ると診断をつけるのが難しいことがあるので、普段の生活の様子を医師に伝えることが大切です。もしも患者本人だけではうまく伝えられないという場合には、家族も同伴するなどのケアが必要になってきます。家族は同じ家で生活をしている人で患者の普段の様子を良く知っている人が同伴するのが理想です。本人が自分で症状に気付いていない時には家族が気付き次第、受診させたほうが良いでしょう。あらわれやすい症状は夜に眠れなくなり昼間に寝てばかりいる、食欲が落ちた、気分の変化が激しいなどです。症状が強くなると幻聴が聞こえたり、幻覚が見えたりすることもあります。このような明らかな症状がみられた時には、すぐに受診して精神病診断を受け、治療を開始することが望ましいでしょう。できるだけ早めに受診することが大切なので、もしかしたらそうかもしれないという症状がある場合には受診をしましょう。